バンコクの交通機関
◯市内
都心部では高架鉄道や地下鉄が開通しているが、タイ国鉄には通勤輸送に活用できる郊外鉄道の路線網が少ない上、都心部の立体交差化の遅れからラッシュ時の列車運行本数が極端に制限されているため、中流階級以上を中心に乗用車が、また、タクシーやバスが公共交通機関として広く用いられている。しかしこれがバンコクを世界有数の渋滞都市にしている。
このため、更なる地下鉄や高架鉄道の路線の建設が進められている他、スワンナプーム国際空港との連絡鉄道の建設が進められ、2010年8月23日にエアポート・レール・リンクとして開業した。また、排気ガス浄化のためにタクシーの定期的な新型車両への代替が義務付けられている。
また、バンコクではチャオプラヤー川が南北を横断しており、これを利用した定期ボートが頻繁に運航されている他、運河を縫って船舶路線網が完備されており、渋滞の心配がないため多くの市民や観光客に利用されている。
◯ボート
チャオプラヤー川ではチャオプラヤー・エクスプレスと呼ばれる水上交通も利用されている。運賃は5バーツから。またセーンセープ運河を中心に市営ボートも運営されているほか、トンブリー区やミンブリー区を中心にロング・テイル・ボートが運航されている。
◯鉄道
・国鉄
フワランポーン駅を起点として、チエンマイやパタヤをはじめとする国内各地に路線を伸ばしている。また、マレーシア・シンガポール・ラオス方面への国際列車もある。詳細はタイ国有鉄道を参照のこと。
・BTS
1999年12月に、バンコク市内の渋滞解消の切り札として高架鉄道 BTS(Bangkok Mass Transit System、通称スカイトレイン)が開業した。北 - 東を走るスクムウィット線と、南 - 西を走るシーロム線から成っており、両線はサイアム駅(サヤーム駅)で交わっている他、郊外鉄道の駅とも接続している。初乗りは15バーツ。現在路線延長工事を複数行っている。
・地下鉄
また、2004年7月3日にはバンコクに初の地下鉄が開通した。バンコク・メトロが経営している。上記のBTSと同じくエアコン完備の上に渋滞の影響を全く受けない上、郊外鉄道のいくつかの駅の他にBTSの路線とも接続しており利便性が高い。
・エアポート・レール・リンク
2010年8月23日、スワンナプーム国際空港とバンコク市中心部のマッカサン駅やパヤータイ駅を結ぶ空港連絡鉄道、エアポート・レール・リンクが開業した。
◯バス
バンコク大量輸送公社(BMTA)が運営する[16][17]。このバスは「エアコン・バス」、「ノンエアコン・バス」、などに分かれ、運賃についても、エアコン・バスは距離によって12 - 20バーツ、ノンエアコン・バスは扇風機なし(赤バス)は7.5バーツ、扇風機つき(白バス)は8.5バーツとなっている。ワンマン化は進んでおらず、バス車両はキャブオーバー型の非ワンマン仕様車が多く使用されている。一部路線では連節バス(エアコンつき)も運行されている。時刻表はなく数多くの本数が走っているが、渋滞の影響を受ける。
◯タクシー
タクシーは初乗り35バーツ(メーター制タクシー)と経済的な上に、エアコン完備である。主にトヨタカローラや日産ティーダ、三菱・ランサーなどが使用されており、定期的な新型車両への代替が義務付けられていることから、殆どが現行車種の年式が新しいものを使用している。なお、メーター制でないタクシーであったり、メーターがあっても旅行者相手の場合や、時間帯、天候によってはメーター使用を拒否され、高めの料金を提示する場合などもあり、どのタクシーであっても、乗車前に行き先を伝え、メーターを使うか確認、もしくは料金の交渉してから乗る必要がある。
◯トゥクトゥクやソンテウ
有名なトゥクトゥクは、安全性の観点と排気ガス規制などの理由から現在新規登録ができなくなっており、これから減少が予想される。なお、最初に値段を交渉して乗る必要がある。
主に郊外の小道でよく利用されるのが、ピックアップトラックの荷台を改造したソンテウと呼ばれるミニバスや、モーターサイ(いわゆるバイクタクシー)などがある。
参照:Wikipedia「バンコク」
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